図解サイバー攻撃 [Cyber Attack dot Net]

図解サイバー攻撃。サイバー攻撃・サイバーテロや情報漏洩などのサイバーセキュリティインシデントについて詳しくイラストで解説。

図解サイバーセキュリティ用語

異常検知 シグネチャ検知とアノマリー検知 図解サイバーセキュリティ用語

投稿日:2017年3月19日 更新日:

マカフィーやシマンテックなどのウィルス対策ソフトやSourceFireなどのIDS/IPS製品では異常検知を行う事によって、不正なトラフィックや悪意のあるコマンドを検知しています。異常検知には主にシグネチャ型とアノマリー型の2種類あり、以前はシグネチャ検知が主流でしたが、現在はシグネチャ検知とアノマリー検知を両方利用することによって効果的な検知を行います。

シグネチャ検知とアノマリー検知

シグネチャ検知は事前に「異常なパターン」を定義することが特徴ですが、逆にアノマリー検知の場合は「正常なパターン」を学習させることで、その「正常なパターン」から逸脱した動作を異常とみなす事が特徴です。

アノマリー検知とシグネチャー検知の説明

ウィルス対策ソフトでは毎日定義ファイル(DAT)が更新されます。この定義ファイルにはウィルスのシグネチャが定義されています。つまり、ウィルスの動作を定義してパターンマッチする動作に対してウィルスとみなすのです。この方法は既知のウィルスに対してはとても効果的ですが、未知のウィルスや亜種ウィルスに対しては効果的ではありません。なぜなら似たようなウィルスでも若干動作が違うとシグネチャが違ってくるからです。

そこで、アノマリー検知の登場です。アノマリー検知は事前に異常なデータを学習させる必要はなく、正常なデータ・動作のみを学習しておけば良いのです。そこから逸脱した動作をすればそれを異常とみなします。よって未知のウィルスや亜種にも対応できるのです。一方でアノマリー検知はフォルスポジティブの発生率が高いのでチューニングが必要となります。また、初期段階で取得した正常なデータの中に既にウィルスが紛れ込んでいたら意味がなくなってしまいます。ですので、アノマリー検知もある程度メンテナンスが必要となります。

広告

広告

-図解サイバーセキュリティ用語

関連記事

脆弱性診断とペンテストの違い 図解サイバーセキュリティ用語

脆弱性スキャンとペンテストを同じと思っている方も多いと思いますが、脆弱性を発見する所までは同じでもその後のプロセスが違ってきます。脆弱性スキャンは脆弱性診断とも言われますが、脆弱性を発見する事を重点に …

ハッシュ関数、MD5とSHAとは?

ハッシュ関数とは、あるデータをインプットとしてそのデータを要約する16進数の数列を生成する関数の事を言います。ハッシュ関数はデータ固有の値(ハッシュ値)を生成しますので、データが違うとそのハッシュ値も …

ソーシャルエンジニアリングとは

ソーシャルエンジニアリングとは、個人の情報や企業情報などをコンピュータやネットワーク経由で入手するのではなく、物理的な手段もしくは心理的な手段によって入手する事を言います。ソーシャルエンジニアリングは …

Smurf攻撃はDDoSの一種です 図解サイバーセキュリティ用語

Smurf攻撃はDoS攻撃の一つで、ネットワークの疎通確認等に利用されるICMPを悪用して攻撃ターゲットのサーバに大量のパケットを送信する攻撃です。Smurfという名前の由来は、この手の攻撃に利用され …

クロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF) 図解サイバーセキュリティ用語

クロスサイトリクエストフォージェリ (CSRF)は、一般ユーザが知らない間にサイバー攻撃に加担してしまう事で、攻撃者がターゲットに対して間接的に攻撃を行う事ができます。クロスサイトリクエストフォージェ …