図解サイバー攻撃 [Cyber Attack dot Net]

図解サイバー攻撃。サイバー攻撃・サイバーテロや情報漏洩などのサイバーセキュリティインシデントについて詳しくイラストで解説。

図解サイバーセキュリティ用語

レッドチーム(Red Team)とブルーチーム(Blue Team) 図解サイバーセキュリティ用語

投稿日:2017年3月19日 更新日:

最近、レッドチーム演習というサービスが流行っています。いくつかのセキュリティ専門ベンダーやコンサルタント会社が企業にたいしてレッドチーム演習を提供していることが、IT系のWebメディアで伝えられています。レッドチーム演習とはペンテストをさらに強化したサービスで、ハッカーのように実際にあらゆる場所からクライアントの環境に攻撃を行い、その結果をレポートとしてクライアントに提供します。

レッドチーム(Red Team)とブルーチーム(blue team)の説明

レッドチームとは攻撃担当チームの事を指します。一方でクライアント内のセキュリティチームをブルーチームと呼びます。なぜレッドチーム・ブルーチームなのかというと、アメリカの軍事用語として、アメリカ自身を必ずブルーチームと呼び、敵をレッドチームと呼びます。また、敵の役目(ふり)をして敵だったらどのような戦略を実行するか、など敵側の観点から軍事活動をサポートするチームの事をレッドチームとも呼びます。ですので、セキュリティ分野でのレッドチームはこれらの両方の意味を持っていると思われます。

実際のレッドチーム演習では高度なスキルを持ったレッドチームが以下のような様々な場所から情報を収集して、クライアントのITインフラに侵入して情報搾取まで行う場合があります。

  • オフィスに実際に侵入してみる。
  • 社員のSNSからパスワードなどを推測する。
  • ITインフラの脆弱性を見つけてそこから侵入する。

意外に思われるのが、レッドチームは物理セキュリティを破って情報収集を行う事が多いということです。つまり、社員の後をつけてオフィス内に入って、ID/パスワードなどの情報を盗んだり、データをキャプチャするデバイスをネットワークにつなげたりして情報収集することで、次の攻撃ステップに進む場合が多いそうです。ですので、ITのセキュリティだけではなく、物理セキュリティも含めて総合的なセキュリティを考慮する必要があります。

広告

広告

-図解サイバーセキュリティ用語

関連記事

ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃) 図解サイバーセキュリティ用語

ブルートフォース(brute force)とは「強引な」とか「力ずく」という意味で、ユーザのアカウント・パスワードを入手するため、もしくは暗号を解読するために考えられる全てのパターンを自動的に試す手法 …

バックドア(backdoor)とは? 図解サイバーセキュリティ用語

バックドア(backdoor)は日本語では「裏口」という意味がありますが、セキュリティ用語では不正に仕込まれたトロイの木馬などのマルウェアの事で、C2サーバ経由で外部の攻撃者のコマンドを受け入れてパソ …

PDoS(Permanent Denial of Service)とは?

PDoSとはPermanent Denial of Serviceの略で、サービスを不能にする事以上にハードウェアを破壊する事によって永久にサービスを不能にする事を目的としている攻撃の手法の事を言いま …

サイバーキルチェーンとは 図解サイバーセキュリティ用語

サイバーキルチェーンとはロッキードマーティン社が考案したもので、攻撃者目線で攻撃のステージを定義してそれに対して何を行う必要があるかを分析するためのフレームワークです。ロッキードマーティン社は軍事産業 …

ブラウザクラッシャー(ブラクラ)とは?

ブラウザクラッシャーはブラクラとも言われており、WebブラウザやOSのバグや仕様を悪用したHTMLやJavascriptをWebページに組み込む事でユーザのパソコンに大量のポップアップ画面を表示したり …